梅酒メーカーのCHOYA(チョーヤ)の新製品か分かりませんが、
梅のワインの新酒つまりヌーボー、それも氷点下で熟成させるアイスワインの製法をとっている梅ワインが発売され、飲んでみました。
本来このアイスワインというのはブドウから作られるワインの特殊な製法で、凍らせることで糖分を凝縮させ芸術的なうまみを引き出すのですが、これを梅でもやってのけたという。
貴腐ワインと言って、ブドウに特殊なカビを生やしてレーズンみたいに成分を凝縮させて発酵させてつくる方法なんかもありますが、つまりはこうして手間暇かけてつくる職人的なお酒、果実酒=ワインがこれです。
飲んだ感想
ひとえに「上品」です。
アルコール6%と、ビールと比較しても高めであるのに、ほどよい酸味とボディ(とても軽いタッチです)ですいすい飲めてしまう、逆に言うと危険なまでの飲みやすさで、お酒が苦手な方でも一晩で一本開けちゃうくらいの仕上がりです。
商品説明
市場には流通しない幻の紀州産完熟南高梅を、初夏に収穫し、氷点下で熟成させました。
この「氷熟製法」を使用した熟度が高く貴重な梅を、鮮度を保ったまま果汁にし発酵させました。桃のようにフルーティな香りと、初々しい甘酸っぱさ、贅沢で華やかなワインに仕上がりました。
・・・とのことです。ビューティ♡
甘口で軽いワインなので、冷やして飲まないと美味しさが半減します。冷蔵庫で2時間は冷やしたいです。
原材料
なんと梅(紀州産南高梅)、だけで添加物はありません。無添加。ワイン、つまり果実酒は品質保持のためだいたい酸化防止剤を付与するもの(もっとも古代よりこの酸化防止剤はワインづくりに用いられており、また微量なので人体にはほとんど影響がないといわれています)ですが、それを使用していない、つまりナチュラル。
デザートワイン、または食前酒にぴったり
やや甘味、と表記されていますが、ビールやハイボールを飲み慣れた方やコーヒーのブラックを常飲している方にとってはけっこう甘く感じられる味わいになると思います。
そのため食事に合わせるのはかなり困難。
つまりは、食前酒で軽くあおったり、食後のデザートワインとして嗜むのがよいかと思います。
とにかく甘くて軽く飲みやすいお酒、それでいてしっかりアルコール度数は6%なので、くれぐれも飲みすぎには注意、な逸品です。