大所高所の漢字のイラストです。
何と読む？
大所高所と書いて、たいしょこうしょ、と読みます。細部にとらわれないで大きな観点から物事をみることをいう四字熟語です。
漢字の組み合わせ自体はシンプルですが、意外と意味不明な言葉です。しかしここは疑わず実直に字面のとおり解釈し、大きな所・高い所から、と書くように、
俯瞰する、客観的にみてというようニュアンスを持つことがわかります。
大所高所の意味
大きな視点、仔細なことにこだわらず物事をみることです。
組織の中ではマイクロマネジメント、それを実行するマイクロマネージャーという言葉がありますが、これはまさに対極の言葉です。事細やかに橋の上げ下げにまで口出しするような上司は組織の活力を奪います。事細やかに指示しないと安心できないマイクロマネージャーたちは、自分がそうされたときの気持ちを理解できない残念な方です。さらに残念なのは、そういう方たちに限って、よかれと思ってやっていて悪気がないことです（実際には周囲にとっては迷惑そのもので意地悪なようにしか見えませんが。。）。
話が逸れましたが、
大きな視点で、高い視点で偏見や固定概念にとらわれず、つまり杓子定規にならず、
こういった観点で物事を見て判断することを意味します。
大所高所の使い方
社長から一線を退き、相談役になられますが、引き続き大所高所からご意見を賜りたい。
高所大所とも表現します。
追伸：
神は細部に宿る、というように、細かく見ることはそれだけ気を配り、素晴らしいことのように思えます。しかし水清ければ魚棲まずともいうようにキチキチとしたものは疎まれるものだと思います。ほどよく、ゆとりを許しあえる社会であってほしいと思います。
