売り場と買い場、同じスペースを指す言葉です。
しかし、これにはスタンスとして大きな違いがあります。
売り場というのは、売り手側の発想、
買い場というのは、買い手側の発想、
つまり、
買い場、それもお買い場と表現する方がよりお客様目線ということになります。
言葉のあや、という感じもしますが、
オーバーストアな現代、店を選べる状態にある消費者にとっては、どこで買うか選べる環境になっています。
ということは、売り手側にとっては、
選ばれる側に立たないといけません。
そのためには何といってもお客様目線。生活者の視点が欠かせません。
本当にその売り場は気の利いた売り場になっているのか?
ただモノを置いてあるだけではなく、お客さんの生活に寄り添って四季折々の「これがいるんじゃないですか?」「これ買い忘れていませんか?」という提案が随所に見られる状態になっていることが、お買い場といえるのでしょう。